ガラスの仮面48巻
何度読み返しても真澄ひどすぎる。せめて、もっと早く言ってやれよ。
でも、言えないんだよな。真澄のようにかっこよくなく、金も地位もない中年の自分だが似たようなひどい真似を色々やってきた。肝心なことは言葉にならず。自分の心すらままならない。そして、取り返しのつかないことを繰り返す。そんなもんなんだろうな。あまりにも悲しすぎ、罪の重い話だが。
恵まれた家庭環境、美貌、才能、キャリアを持つと誰からも思われていながら、実は努力の人の亜弓お嬢様が、天賦の才能を持つマヤに出会い生まれて初めて心の底から嫉妬心を覚え、ライバルとして認める。しかし、認めながらも心のざわめき、暗いものを止めることができない。そういう心の揺れの描写が、私は大好きで、亜弓お嬢様がストーリーの中心の48巻には十二分に萌えさせていただきました。早く続きが読みたい。
ガラスの仮面が完結することは、美内すずえ先生の年齢を考えると今のペースの連載ではかなり厳しいんじゃないかと思うが、何とか完結させていただきたいと切に願います。
- 作者: 美内すずえ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: コミック
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