書評

「当事者」の時代

今日は、一日ゴロゴロしながら、ラジオデイズをPodcastで聴き、佐々木俊尚の「「当事者」の時代 (光文社新書)」を読んでいる。 半ばまで読み進めたが、素直に共感する部分とそうでない部分がある。少し強引にモデル化を図ったり、わざわざ観念的な横文字を使…

「生きづらさ」について

2007年頃は、反貧困、プレカリアート、生きづらさといった言葉に象徴される運動が、勢いを持ち始めていたころだったのだと再認識した。その後、2009年の政権交代辺りが頂点で、現在は、やや勢いを失いつつあるのではと思う。 この国では、不思議と社会的な公…

オバマ・ショック

アメリカ現代史のコンパクトな手引きとしても読める。実は、オバマについての話よりもアメリカという国の体質について対談している部分の方が多い。オバマへの幻想が完全に消えた現在だからこそ読む価値がある書。 オバマ・ショック (集英社新書 477A)作者: …

ガラスの仮面48巻

何度読み返しても真澄ひどすぎる。せめて、もっと早く言ってやれよ。 でも、言えないんだよな。真澄のようにかっこよくなく、金も地位もない中年の自分だが似たようなひどい真似を色々やってきた。肝心なことは言葉にならず。自分の心すらままならない。そし…

ボランティア  もうひとつの情報社会

初版が、1992年。私の手元にあるものが、32刷で2003年のもの。今も絶版になっていないようなので売れ続けているようだ。50刷ぐらいには、なっているかもしれない。増刷されることなく、1〜2ヶ月で店頭から消えていく(あるいは、多くの書店では店頭にも置か…

体験ルポ 世界の高齢者福祉

スウェーデン、デンマーク、アメリカ、シンガポールの高齢者福祉の現場にボランティアとして参加し、その体験をルポとしてまとめた新書。つい、先ほど読み終えた。ちょうど、20年ほど前に出版された本だが、高齢者福祉を議論する際に未だに課題として上がる…