彼女は、石原慎太郎都知事と野田佳彦総理どちらを選ぶのか

 今日、たまたま本屋で新書の棚を見ていたところ、となりで同じ新書の棚を見ていた50歳前後ぐらい女性が、石原慎太郎都知事の新書を手にとった。その光景を見て、反射的に強い違和感を覚えた。なぜ、違和感を覚えたのか、思い返すと何の根拠もないのだが、マチズモあふれる石原知事に女性支持者はあまりいないだろうとの根拠のない先入観に囚われていたようだ。彼女は、買うかどうか少し考えている様子だった。

 少し間を置いて、次に彼女は、隣においてあった野田佳彦総理の新書に興味をもったようで軽く目を通し始めた。2冊とも買うかどうか迷っているよう様子だったが、旦那さんが迎えに来たので、少し考えて2冊とも買うことにしたようだったが、その際に彼女が旦那さんに言った台詞がなかなかふるっていた。大筋こんな内容の発言だった「野田さんの本は、どうでもいいのだけど、石原さんは面白いに決まってるから欲しいのよね」。

 慎太郎人気恐るべし。まだ、根強いものがあるんだな。

 ちなみに奥さん、野田総理の本は私も読みましたが、自由党民主党の合併を天童よしみがAKBに入ったようなものと例えた行は面白かったですが、それ以外は、正直なところ概ね平均的な保守政治家が書く当たり障りのない内容でした。無理に読む必要はないかと思います(後、新品で買わずとも多くの中古書店で格安で手に入ります)。もう、買ってしまわれたので手遅れですが。

 石原知事の本については、読んでいないので何ともいえません。今度、立ち読みしてみるか・・・


新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)

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民主の敵―政権交代に大義あり (新潮新書)

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